7/15(Wed) 滞在十三日目 —「オイスターカードの失敗」— 5時半に一度目が覚めた。 同室の一人が早出するために準備し始めたので、その物音で目覚めたのだ。 二度寝の後、6時半を時計が示していたので起きることにしたが まだ他のみんなは布団の中で、ひとりはいびきをかいている。 7時になって朝食のためにパブへ降りる。 今日もミルクティーとトーストとシリアルのコースで元気をつける。 イギリスへ来てからというもの、昼飯というものをほとんど取っていない。 1日2食のサイクルで通してしまっている。 飯代をケチり、時間をケチるという目的もあるが 大きな理由は一人でわざわざ昼飯を食いたくないと言うのが本音である。 ひとりっきりで食事をするわびしさにはとても耐えられない。 なるべくそういうのは数少なくしたいのだ。 朝をしっかり食べておけば、何とか夕方まで持ち そうして夕飯をビールと共に食ってその勢いで早めに寝てしまおう という寸法である。 メシの後クソをして8時過ぎに宿を出た。 今日もまだ日本に帰れる日ではないので 時間をつぶさんが為にどこかへ出かけないとならない。 ツーリングが終わったらすぐ帰国する予定にしておいた方が良かったと 後悔するが今更しょうがない。 ピカデリーサーカスで地下鉄を降り おもちゃ専門のデパート「ハムレイズ」へ行くが 時間はまだ九時になったばかりである。 ぶらぶらとロイヤルアカデミーオブアーツへ歩いていったが 当然こちらも開館は10時… 前庭のベンチに腰掛けて日記を書き始めたら雨が降り始めた。 幸いなことにここはテント生地のキャノピーがあり 濡れずに時間をつぶすことができた。 7£ちょっとを払ってサマーイグジビジョンのコースを見た。 実に多くの作品が展示されている。 チケットと一緒に渡された小冊子に作品名やら作者、値段などを リストにしてある。千点くらいの作品を見ただろうか・・・ 中にはよく知っているフランクステラのものもあった。 見疲れて外に出たら、すっきりと晴れあがってはいないにしても 雨はすでに止んでいた。 ハムレイズへ行ってみる。 すごい規模だとネットで誰かが言っていたがまあそれほどのことはない。 ひと回りした後、今度は地下鉄でハロッズへ行ってみた。 二十七年前にいちど来た時の印象とは全然違い 内部の雰囲気がエジプトしている。 店内は完全に迷路の上に人だらけで、火事があったらどうするのだろう。 おみやげを買おうと思っていたがどうもその気にならず早々に外に出た。 駅でオイスターカードのTop Upを試みる。 すると、なんとほとんど入っていない。 朝出るときの駅で6£くらいをチャージした筈だったがどうも失敗したようだ。 これは追加しておかなきゃと思いカードをかざして現在の金額を確かめ 画面を二カ所タッチしコインを入れた。 金額がアップしていくので確認し さらにContinueをタッチしてヤレヤレと思い立ち去ろうとしたら 後ろでじゃらんと音がして入れたコインが戻ってきた。 あれ、おかしいなと再度初めからやり直す。 今度は画面の表示をよく読みつつ進めていったら なんと最後にカードをタッチさせて入れた金額をカードに記憶させろと 書いてあるではないか。 ウーンしまった。 だから朝から追加したとばかり思っていたチャージがなされて無かったはずだ。 あの6£は後の人が喜んで拾ったことだろう。 またもや『ヤレヤレ』である。 自分では気付かなくても、体は正直で相当疲れているのかもしれない。 (こんなこと、今じゃ YouTube ですぐわかることだけれど この頃はまだまだで・・・さらに近頃じゃこの機械、日本語表示にも なるらしい…) まだ1時半くらいだったが宿に戻ることにした。 Hammersmithで地下鉄を降り、カードを機械にタッチして 金額を確認してみると、ちゃんとさっきの金額がアップされていた。 このYHに泊まるのも今夜が最後だ。 明日はまた日本までの辛く長いフライトが待っている。 荷物の整理をやり直し おみやげのためのスペースを出来るだけ確保しようと奮闘してみたが 期待したほどは広がらなかった。 4時頃になって、下のPUBで早目の夕食をとりながら日記を書き 2パイントのビールで軽く酔った後、まだ誰も居ない部屋に戻って 6時にはベッドに潜り込んだ。 9時過ぎ頃、誰かが部屋に入ってきたとおもったら 大きな声で「ハロー」と言う。 目を開けてみると同室のコリアンの二人だった。 韓国ネイビーのofficerで、共に二十八才というこの二人は 三日間の Londonステイの後、列車でパリに向かいそこで三日 さらにバルセロナで三日を過ごして帰国するという。 ロンドンのソーホーを中心に元気よく遊び回っているらしい。 今日は35£もするミュージカルを見てきたと言ってはしゃいでいた。 しばらく話につきあっているうちに目がさえてきたので 日記の続きをしばらく書いた。 そのうちオーストラリア人も帰ってきたが12時頃にはみんな寝てしまった。 それからもしばらくはベッドの明かりだけで日記を書き続けたが やがて睡魔が襲ってきて寝てしまった。
by Benbo
| 2014-07-17 03:44
| モーターサイクル
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